カフカの「変身」を読んだ後の気分
2016-04-09
弟君の高校の春休みの宿題に学校が推薦した本の中から一冊選び、読んで推薦文を書こうというものがありました
いろんな本が推薦されていましたが
衝撃的なほうが書きやすいだろうという安直な考えで
カフカの「変身」を選びました
ご存知ですよね。
主人公がある朝目覚めたら、巨大な虫になっていた
という衝撃的な出だしで始まる本
読んだあと、推薦文を書き始めた弟君
どんなこと、書くのかな?と見てみると
全然進みません
実は読んで気分が悪いというのです
どうして?と不思議に思い私も早速読んでみました
初めの文章だけ知っていて読んだことがありませんでしたので
弟君が読み終えたら読もうと思っていたのでちょうどいい!
読み終えて、
気分、、悪い
胃がむかつく
何だ、この悲壮感というか、脱力感というか
どうしたらいいのかわからない気持ち・・・・
みなさん、読まれたことありますか?
弟君は600字で推薦文を書きましたが
さらっと私も同じようにこの本の推薦文を書いてみます
ある日、目覚めると巨大な虫に変身していた主人公
家族にないがしろにされながら、冷静に日常生活が書かれていきます
なぜ、変身したかの理由もなく
突然、家族の1人が虫に変身しても全く不思議に思わない家族
主人公の部屋の掃除をするのも、主人公(虫)を見るのも毛嫌いする家族
挙句の果てには
「これ」をどうにかしないと私達は死んでしまうわ~
なんて、これ呼ばわりする始末
結果。
ハッピーエンドと言えばハッピーエンドだし、悲しい終わり方といえば悲しい終わり方
そんなもやもや感がたっぷり味わえる
「変身」
ぜひ、読んでみてくださいね~
どうです?読みたくなりました?
ならないでしょうね
他にも候補であげられていた本をついでに古本屋さんで買ってきました
次々と読む本があるってうれし~~
弟君用ですが、私も読んでみま~~す
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