お正月にお屠蘇を飲む理由
2012-12-28
みなさんは、元旦に「お屠蘇」(おとそ)を飲みますか?最近はあまり飲まないのかな?
お店においていても「これ何?どうやって飲むの?」とよく聞かれます。
上杉家では毎年いただくんですよ。

屠蘇散(とそさん)は、中国時代に華佗(かだ)という名医が十数種の薬草を調合して、酒に浸して飲んだのが始まりと言われています。
邪気(じゃき)を屠(ほふ)り、魂を蘇らせるところから「屠蘇」と名付けられ、
「年の初めにこれを服するときは年中の災厄を避け、福寿を招く。」
と伝えられています。
日本では、嵯峨天皇の弘仁年間に宮中の儀式として用いられたのが始まりと言われています。
以後、人々はこれに倣って一年間の健康を祈念する縁起行事として、お正月に屠蘇酒で新年を祝うようになりました。
大晦日の夜、屠蘇散を一合のお酒に一夜冷たく浸しておき元旦、雑煮をいただく前に年少者より順次、新年の縁起と長寿を祈念していただきます。
皆様のご家庭でもぜひ、お屠蘇飲んでみてくださいね~
来年の健康を祈って。


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